皆様、こんにちは。
猛暑とともに相次ぐ台風の迷走に、最近は天気予報ばかり見てしまいます。
アメリカでは昨年、テキサス南部にHARVEYが、カリブ海を経てフロリダ州にIRMA、
大地震に見舞われたメキシコにもハリケーンKATIAが上陸しました。
2005年のカトリーナ以来、大きなニュースになることはなかったのに!
さて、このハリケーン、台風とはどう違うのでしょうか?
調べてみたところ、最大風速が64ノット(33m/秒)以上のものについて
ハリケーン、タイフーン、サイクロンと3つの呼び名があり、
東経180度から東のメキシコや北米エリアでは「ハリケーン」、
北半球マレー半島西の東経100度から180度(日付変更線)の範囲では「タイフーン」、
そして、北半球のそれ以外の地域と南半球では「サイクロン」と呼ばれています。
地域を超えて動いたら、呼ばれる名前も変わるのだとか。
また、南半球では北半球の台風とは逆巻きになります。
厳密に言うと「サイクロン」はあらゆる低気圧の総称、
そして、日本基準で定義された「台風」は世界基準の「タイフーン」とは異なります。
風速17m/秒くらいでも「台風」ですが、海と山に囲まれた日本では大切な情報ですね。
ハリケーンは台風よりも巨大という印象があるのは、定義の違いからかもしれません。
恐ろしい台風ですが、水不足を解消したり、強い風が海をかき混ぜることで
上がりすぎた海水温を下げたり、赤潮や青潮を散らしてくれたりといった
生態系を維持するための効果もあるそうです。
台風は二百十日をピークとする秋の季語。シーズンはこれからですが、
どうか今年はこれ以上の自然災害がおこることなく、風が穏やかでありますように!
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